【エースコンバット7】全員遺書を書いてきたって海兵隊員にオレは胸が熱くなった。

あれからいろいろあった。










(以下、ネタバレを含む)










結論から言や、オレはもう1回査問委員会にかけられ、正規軍に復帰することになったようだ。
懲罰部隊と別れる前、バンドッグはオレを「トリガー」と呼んでくれた。
それはたった1回だけだったが、番犬を手懐けた瞬間だったぜ。

オレはコールサイン「スペア2」ことカウントと、正規軍「ロングレンジ隊」に転属になった。
オレの新しいコールサインは「ストライダー1」。
ストライダー隊の隊長だ。
ブリーフィングで、何のために懲罰部隊が作られたのかその種明かしもあった。
無人機の自動邀撃システムがどの程度のもんなのか、実際にオレたちを敵領空に侵入させて迎撃性能を見ていたわけだ。
これまでのミッション、確かに後半にUAV(無人航空機)がやってきてコイツらを撃破する任務があったが、あれはオレたちが一線を越えた結果、敵の自動迎撃システムが動き始めたってわけだ。
オレたちで実験してたのかよって思うが、囚人部隊の扱いならそんなもんだろ。
だが、ハーディング元大統領の乗る機を墜としたのが誰なのかは、もうわかんねえ。
すっきりしねえ気分だが、その分俸禄はずんでくれるなら許す。

正規軍に戻ると、尾翼の3本線が進化してた。
マジか、これはマジですげえな。
犯した罪の重さを表す罪線の意味は失われ、コイツは敵を引き裂く大きな爪が残した爪痕だ。
カッケー、これはマジでカッケー。
最近、敵味方両方がオレのことを「3本線」と呼ぶシーンに出くわすんだが、確かにこの爪痕は目立つぜ。

ミッション14「ケープ・レイニー強襲」。
今日オレは、ストライダー隊を率いて暗闇の中、敵基地を奇襲する任務についていた。
先行するのはオレたちだが、基地を制圧するのは後続の海兵隊「バジリスク隊」だ。
思えばミッション12「ストーンヘンジ防衛」。
近接航空支援を求める戦車隊の要請に、オレは応えきれなかった。
次々と飛来する爆撃機。
そいつらを墜して彼らの元に駆けつけた時には、彼らはもう沈黙していた。
痛え、心が痛え。
地上部隊と比べりゃ、確かに戦闘機部隊の火力は強え。
だが、拠点を死守すること、あるいは奪還することができんのは、あくまで歩兵たちだ。
自らのカラダで戦うヤツらにしか、この任務は全うできねえ。
バジリスク隊はカウントの「その人数で大丈夫か?」って軽口に、「ああ、全員遺書は書いてきた」って答えた。
すぐに「冗談は苦手でな」と返してきたが、それは本当に冗談だったのか。
オレたちはコイツらを絶対死なせちゃいけねえ。

敵戦闘機を殲滅し、地上のターゲットを全て破壊する。
その後の基地制圧は地上部隊の仕事だ。
空にいるオレたちができることは何もねえ。
いや、ホントに何もねえか。
バジリスク隊が近接航空支援を求めた時、彼らは次のように叫んでた。

「大丈夫だ! 上にいるオーシアの2つ頭がなんとかしてくれる!」
「空の連中を信じるんだ!」
「頭を下げてろ! 敵は3本線が始末してくれる」

ストライダー隊を信じてくれたバジリスク隊。
だったら今度は、オレたちが彼らを信じる番だ。
オレはあいつらを信じて、報告あるまで上空を旋回した。

銃声や怒号が飛び交った後、彼らはやってくれた。
ここで涙腺弱いオレはまた泣いた。
彼らのガッツに泣いた。
ここまで感情移入できる作品を作ってくれたバンナムに感謝だぜ。

今日はお前らと酒を交わしたい。
ホントにスゴいのはオレじゃねえ。
銃弾飛び交う中を生身で前進して基地を制圧してくれた地上部隊のお前らだ。
ただオレは、お前らがオレを必要とする時に、空から守れる3本線であり続けていてえ。


今日はバジリスク隊のガッツに乾杯。