對島で冥人として暮らした日々を振り返ってみます。

ゲーム
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PlayStation 4向けにリリースされた「Ghost of Tsushima」。
自分はデラックスエディションをダウンロード版で購入して、発売日の7月13日0時からプレイしていました。
本作は「元寇」をテーマに、日本を舞台にしたオープンワールドのアクションゲームです。
元寇とは、日本では鎌倉時代にあたる1274年に元(モンゴル帝国)とその属国・高麗との連合軍よって行われた日本侵攻のこと。
学校の日本史の時間に勉強したんでしっかり覚えています。
ウソついた。
「アンゴルモア 元寇合戦記」を読んだので、対馬から博多襲来ぐらいまでは復習できています。
当時は「蒙古襲来」と呼んだらしく、このゲームでも元軍を「蒙古」と呼んでいます。
元寇の戦場は対馬→壱岐→博多と移動して行くのですが、最後は暴風雨に見舞われて蒙古は撤退していきました。
「神風」ってヤツっすね。
でも、このゲームで「神風」は出てきません。
蒙古に蹂躙されて終わった、一番最初の戦場「対馬」が舞台になっています。






 この先、ネタバレが含まれます。






このゲームはいろんな方面から「神ゲー」と讃えられていますが、自分もそう思います。
その理由は3つ。
とにかく描かれる日本の景色が美しい。
PlayStation 4のゲームの中でも、最高レベルの美しさです。
PlayStation 4 Proだとさらにその画質が上がります。
蒙古が対馬に襲来したのは10月のことですが、このゲームではサクラが咲いていればもみじの葉が散り、そして雪景色を見ることもできます。
ある場所ではサクラともみじが同時に咲いていて、白と赤のコントラストの美しさに自分は言葉を失いました。
対馬もサクラは春に咲くから、もみじと一緒に見ることができる場所はゲームの中にしか存在しません。
でもいいじゃないすか、美しいんだから。

そして、対馬を馬に乗って駆け巡る爽快感がいい。
一番最初に驚いたのはゲームのオープニングです。
襲来した蒙古に対して馬で突っ込んでいくシーンがあるのですが、ムービーだと思って見ていたら気づかないうちにプレイアブルな状態になっていました。
「このクオリティで操作できるのかよ!」とみんなが驚くポイントです。
対馬の広大なマップは最初は白地図ですが、訪れた場所から墨で塗りつぶされていきます。
だからマップを完成させるには、全ての場所に行く必要があります。
でも馬に乗って駆けるのが楽しいから、これが全然苦になりません。
またウソついた。
隅々まで塗りつぶすのはそれなりに大変ですが、対馬の美しい風景描写もあるので、観光を兼ねて島をまわるのもいいと思います。

最後はこれだけ美しいシーンざんまいなのに、ゲームのロードが異様に早いこと。
ロード時間が長いとストレスを感じるものですが、このゲームではイラつくことがありません。
短気なオオカミでも大丈夫。
オープンワールドな上に美しいグラフィックざんまいでしかもロード時間が早い。
技術的には多分ものすごいことをやっているんだと思います。

ストーリーはどうなのか。
このゲームは全3部構成になっています。
第1部「守之段 志村救出」は対馬の下部エリア「厳原」でのストーリー。
ここでは初戦を生き残り、金田城に捕らわれた対馬の地頭である叔父の救出に向かいます。
第2部「破之段 本城奪還」は対馬の中央エリア「豊玉」でのストーリー。
ここでは助け出した叔父と共に、蒙古に奪われた志村城を奪還することを目指します。
そして第3部「離之段 敵将打倒」は対馬の上部エリア「上県」でのストーリー。
第2部のラストで主人公は全てを失いますが、それでも対馬を解放すべく再び立ち上がります。

このゲームでは、主人公と一緒に戦ってくれる仲間が何人かいます。
ただ、本当にろくなヤツがいません。
まずは弓の石川先生。
とにかく性格に難があって、弟子が裏切ったと聞いても自業自得としか思いません。
蒙古と戦っている時に、何度か事故に見せかけて斬ってやろうと思いました。
次に武士の嫁さんの政子おばさん。
容疑者に話を聞くだけだってクギを刺しておいたのに、いきなりガチで殺そうとするんだからマジで危ない人です。
僧兵の典雄が一番まともなような気がしますが、残念ながら自分は典雄に嫌われているようです。

そんな仲間たちとも、第2部の最後に離ればなれになります。
失ってわかる仲間のありがたみ。
例え性格に難があるおっさんや性格が危ないおばさんでも、いなくなるとこれがものすごくさみしい。
第3部で再び合流した時は、やっぱ仲間はいいなと思いました。
こんなヤツらでも、いないよりはマシ。
「仲間のありがたさ」を教えるために、あの第2部はあるんだと思います。
違うかも知れません。

そして、第2部ではいろいろと死にます。
涙腺が弱い自分は、ずっとガチで泣いていました。
一番悲しかったのは、第1部から一緒に旅をしてきた愛馬を失った時です。
傷つきながらも自分を助けるために駆け続け、でもその走りは次第に弱くなり、最後は力尽きてしまいます。
正直この展開は予想していませんでした。
デラックスエディション特典で手に入れた馬が、ゲーム中盤で死んでしまうなんて誰が想像できるか。
動物に罪はありません。
涙腺が弱い自分は、鼻水を垂らしながら泣きました。

ちなみに鍛冶屋はどう考えたって登場と同時に死亡フラグが立っていたので、死んでも悲しくはなかったです。
ただ、ヤツの姉貴は元・夜盗でむっちゃ怖いんで「バレたらどうしよう」とだけ考えていました。
即バレしますが。

もちろん史実からすると「Ghost of Tsushima」はとんでもない話です。
蒙古が小茂田浜に襲来した時、対馬の武士を率いたのは地頭の志村という設定ですが、実際は対馬の地頭代である宗資国が少数の兵で立ち向かい戦死しています。
彼は今も小茂田浜神社に祀られています。
従って金田城は実在しますが、志村城は実在しません。
また、作中ではたびたび「将軍」という言葉が出てくるのですが、元寇の頃は北条氏による執権政治が確立しています。
おそらく当時は「将軍」ではなく、鎌倉幕府を差す「鎌倉殿」と呼んだと思います。
そして何より冒頭でも書きましたが、小茂田浜を襲った蒙古は対馬を蹂躙した後、壱岐に兵を進めています。

このゲームの世界はパラレルワールドです。
もしも対馬に武芸達者な鎌倉武士がいて。
もしもその鎌倉武士が暗殺者としての才能に目覚めて。
もしもその暗殺者が無敵のチーターになったら。
日本の歴史を変えて、蒙古から対馬の民を救うことができるのです。
本作はチャンバラが楽しめるゲームとしても人気があるようですが、自分は蹴り倒す方が好きです。
背後から大キックを撃つと、敵はいい感じで飛んでいきます。
暗殺者の才能に目覚めた鎌倉武士は、格闘家としてのセンスも手に入れました。
そんな世界を体験できるゲーム、それが「Ghost of Tsushima」だと思います。

Ghost of Tsushima|蹴って飛ばしてトドメを刺す、それがオレのサムライスタイル

ちなみにこのゲーム、最後に究極の選択に迫られます。
みなさんが選んだのはどっちですか。
自分がどっちを選んだかは言いませんが、自分の鎧は白に染まりました。

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今日のオススメ
アンゴルモア 元寇合戦記 (1)
このコミックの主人公もチーター級の強さだと思います。

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