加熱式容器を使った「ほかほか駅弁蟹めし弁当」をゲットした。

地元のスーパーで駅弁フェアをやってて、蟹めし弁当をゲットした。
鳥取の「アベ鳥取堂」ってとこの駅弁「ほかほか駅弁蟹めし弁当」(税込1,400円)だ。
創業は1910年、最初は鳥取市内で菓子や酒を扱ってたらしいが、今はJR山陰本線・鳥取駅で駅弁を売ってる。

この弁当箱、結構な厚みだが、大盛り弁当ってわけじゃなくて加熱式の容器になってる。
一昔前までは珍しいもんだったが、東日本大震災以降はみんなの防災意識も高まって、発熱剤がセットになった非常食を備蓄している家も増えてきたんじゃねえか。
オレも寝床に発熱剤付きのカレーライスを備えてるぜ。
発熱剤の原理は簡単で、生石灰に水を加えた時に起きる化学反応で熱を発生させる。

弁当箱からは黄色いひもが伸びてた。
このひもを引くと、シュウシュウと音を立てながら穴から蒸気が噴き出してくる。
噴き出す空気は結構アチい。
10分もしないうちに弁当箱は静かになるから、そしたら食べ頃ってワケだ。

カニの風味が効いたメシの上に紅ズワイガニのほぐし味とカニの爪、そして千切りしたタケノコと甘く煮たシイタケが乗ってる。
前にも書いたがオレはシイタケが苦手なので、コイツらには申し訳ねえが強制退場してもらう。

発熱剤のおかげで弁当全体がほかほかしてる。
弁当箱自身は厚みがあるが、その半分は発熱剤の厚みだな。
コンビニ弁当と比べるとちょっと薄いぐらいだ。

値段は税込で1,400円。
発熱剤のコストが価格に乗ってんだろうが、比較的高プライスな駅弁の中でも高いレンジに入る。
だが考えてみれば、この駅弁が売られてるのは山陰本線の駅、冬はそれ相応の寒さに見舞われる。
そんな中で電車を待つ間に温ったけえ弁当が食えるってんなら、発熱剤に少々カネを掛けてもいいと思う。
今年は暖冬だとか言うなよな。

列車の高速化やコンビニの発達などで、全国の駅弁屋は結構厳しいらしい。
だが、オレは旅は移動時間も楽しむべきだと思う。
コンビニ弁当買って長距離列車の中で食うのも悪くはねえが、そこでしか買えねえ駅弁を買って、それぞれの地方の味を堪能するのも悪くはねえ。
サイフからカネは消えるが、その分、満足度と経験値はアップする。
駅弁は守るべき日本の文化の1つだと思う。
オレたちに出来ること、それは駅弁を食うことだ。


加熱パックを備えておくだけでも安心だぜ。