完全個室の夜行バス「ドリームスリーパー」で東京から大阪に帰ってきた。

今回の東京出張の帰りは深夜バスだ。
深夜バスっつーと、水曜どうでしょうのおかげで苦行かなんかって思われがちだが、ちょっとカネを出せば快適な移動も楽しめる。
今回は完全個室の「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)」を予約した。
このバスの特徴は左右に1席ずつを設けた2列シートな上に、それを扉とパーティションで取り囲んで個室を作り出してるとこだな。
完全個室なバスの実現には苦労したと思う。
法律的な理由で、ワンマンバスは運転席から運転手が客の状況を確認できるようにする必要がある。
これを各個室に監視カメラを設置し、運転席で確認できるようにすることでクリアしたそうだ。
もちろんプライバシーの観点から、客がシートに座ってる状態じゃ監視カメラの映像は映らねえようになってるらしい。

このバスは土足厳禁、乗車口でスリッパに履き替えて乗り込む。
脱いだ靴はスタッフが手際よく袋に入れて手渡してくれる。
バスの車内はカーペット張りだ。
バスの中だぞ?

個室のシートは幅700mmほど確保しててゆったりしてる。
出発は東京・池袋が22時50分、翌日の朝6時50分に大阪・難波に到着する。
料金は18,000円。
東京→大阪間の夜行バスとしてはかなり高い値段だが、JALのビジネスきっぷ(JALカードを持ってるヤツが購入できる予約変更可能なチケットで、往復購入が前提)の料金が16,670円なんで、飛行機のチケットにちょっとプラスした程度だ。
予約の変更のできねえチケットならもっと安いけどよ、ビジネス利用だと保険は掛けてえとこだな。

シートはボタンひとつでリクライニングできる全自動型だ。
脚はほぼフルフラット、腰の部分はちょっと沈み込んだ感じで、背中部分も結構倒れてくれる。
この姿勢はNASAの理論に着想を得た基づいたゼログラビティ姿勢って言うらしく、浮遊感を感じながら深眠できるって話だ。
まあ地球にいる限りはゼログラビティってのはあり得ねえんだが、快適に眠れるって点については否定はしねえ。
全部フルフラットになんのが究極の理想だが、今の設備でもバス1両に個室を11室ってことなんで、ここらへんが損益分岐の限界ってとこだろな。
つーか、バスなんでシートベルトの着用義務もあるしよ。

個室の窓も大きく確保されてて、景色も結構いい。
夜間移動なんでそれを楽しむ時間はあんまなく、首都高に入る頃にゃオレは眠る体勢に入ってる。
が、朝だいたい5時ぐらいに目が覚めりゃ、すがすがしい阪神高速の景色が目に入ってくるな。
馴染みの風景を見りゃ、大阪に帰ってきたって思うぜ。

個室とは言え、他の客のいびきとか気になんねえのかって思うかも知れねえが、そもそもバスなんで走行中の音はそれなりにする。
一応アメニティとして耳栓が用意されてるが、オレは寝酒を持ち込んで一気に睡眠モードだ。
バスにゃトイレもあるんで、飲みすぎてもまあまあ大丈夫だ。
それに、バスの振動って眠気を誘うよな。
シート幅も広く脚を投げ出せることもあって、オレは難なく眠りに落ちた。
一人カラオケからの夜行バス、これ、オレ結構気に入ってんだ。


深夜バスって言ったらこのイメージだけどな。